先日、日商簿記3級ネット試験に合格しました。簿記の勉強をするのは初めてでしたが、簿記初心者でも理解しやすく試験に合格できる教材・勉強法についてまとめました。
参考になれば幸いです(*^_^*)
必要な勉強時間
簿記3級の勉強時間ですが、私の場合は
- 平日:2時間×5日=10時間
- 休日:3時間×2日=6時間
- 上記16時間×3週間=48時間程度でした。
また、通勤などの隙間時間にYouTube動画で練習問題を解いたりしたので、ざっくりと50時間程度かければ合格点には到達すると思います。
オススメ教材:クレアール 簿記検定(3級パック)
簿記学習のために使用した教材は、クレアール 簿記検定(3級パック)です。
この教材のオススメポイント3点をご紹介します。
ポイント① オンラインで講座を受講できる
クレアールの簿記検定3級パックでは、全ての単元の講座をオンラインで受講できます。公認会計士の先生がかなり詳細に解説して下さっているので、簿記の基礎を学ぶのに非常に役立ちました。単元ごとに動画が分かれているので、学習したい単元のみ選択して受講することが可能です。
オンライン受講ならではの「いつでもどこでも」学習できるという点も大きな魅力の一つですね(^^♪
ポイント② テキスト・問題集・過去問がセットになっており、試験対策を網羅できる
参考書を書店で購入する場合、参考書・問題集・過去問をそれぞれ揃えるとなると、手間がかかりますよね。
クレアールの場合は、3級パックに申し込めば、学習に必要な教材はすべて揃います。学習教材がやや多いなと感じましたが、取捨選択して取り組めば漏れはありません。何より、教材を選ぶ手間が省けたことは良かったです。
ポイント③ 個別で質問に答えてもらえる
基本的に独学で学習を進めていくことになりますが、簿記には独特の考え方があり、一人で解説を読むだけでは理解できない問題もありました。その場合に、クレアールへ個別に質問をすることができます。
FAX・郵送・メール・電話など様々な方法で質問できるようですが、私はメールで質問しました。質問をした4日後にPDFで解説の返信が来ましたが、とても丁寧な解説でしたよ!(^^)!
契約期間は検定目標月+1年となるはずですが、その期間内であれば、何度でも質問できるようです♪
クレアール 簿記検定:https://www.crear-ac.co.jp/boki/
オススメ副教材:【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆきさん
基本的にはクレアールの教材で学習を進めていたのですが、隙間時間に補助教材として活用していたのがふくしままさゆきさんのYouTube動画です。
簿記の解説動画もあるので、特に理解が進まなかった単元の動画を見たり、問題動画を見ながら知識の定着具合を確認するのに活用しました。
学習を進めるのにあたって大事なのはアウトプットだと思います。隙間時間をアウトプットに充てることで、効率的に知識を定着させていきましょう(^^♪
オススメ3週間勉強法
私が実践した具体的な3週間の勉強スケジュールは以下の通りです。
- 1週目:簿記の基礎を学ぶ
- 2週目~3週目前半:問題集を一通り解く
- 3週目後半:過去問を解く
それでは、ここから具体的な内容を解説します。
1週目:簿記の基礎を学ぶ
1週目は簿記の考え方を感覚で掴むために、クレアールの「簿記とは」という単元の講義動画をひたすら見ました。今から考えると1週間は時間をかけ過ぎたように思いますが、まずは「簿記とは」の基礎を学び、土台を作るのが大事です。
2週目~3週目前半:問題集を一通り解く
2週目に入ってからはインプットは2割程度に抑え、問題集を解くアウトプットに専念しました。単元の内容を理解していない状態で問題集を解いたのでほぼ不正解でしたが、テキストをじっくり読んでいる時間はありません。先に問題集で間違えてから解説を読むことで、効率的に学習が進められました。
分からなくても解こうとしてみること、100%理解していなくても学習をどんどん先に進めることで、理解しやすい単元とそうでない単元が体感で分かってくるのでおすすめです。
3週目後半:過去問を解く
最後の3~4日で集中して行いたいのは過去問を解くことです。私が持っていた過去問は実地試験の過去問でしたが、ネット試験ではこれら全ての大問が出題される訳ではありません。
ネット試験は大きく3問構成となっており、試験問題と配点、実地試験問題との対応は以下の通りです。
- ネット試験第1問(仕訳:45点) ⇒実地試験第1問に対応
- ネット試験第2問(補助簿作成、穴埋め:20点)⇒実地試験第2・4問に対応
- ネット試験第3問(精算表、財務諸表:35点) ⇒実地試験第5問に対応
簿記3級試験は70点以上で合格ですから、ネット試験で第1、3問を満点近く取れば合格できます。
そこで私は第1問の仕訳と第3問の精算表・財務諸表に絞って過去問を5回分解きました。
結果として、実際のネット試験では第2問で2点しか取れませんでしたが、第1・3問で点数を稼ぐことができたので、合格することが出来ました。
まとめ
今回ご紹介したのはあくまでも簿記3級試験に合格するための方法で、本来は簿記そのものをきちんと理解することが大事なのは言うまでもありません。
簿記をしっかりと理解するには50時間では足りないと考えます。
簿記検定試験を受験する理由は様々だと思いますが、私の場合は今後独立を考えており、自分で決算書を作成していく必要があるので受験しました。今後、実際に自分自身で決算書を作成する段階で簿記の知識は更に深まっていくと考えています。
今回の記事で、今後簿記試験を受験しようと考えている方に少しでも参考になればと思います(*^^*)
最後まで読んでいただき、有難うございました。
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